Loading...
沖縄本島の最南端の糸満市に嫁いだがちまい(食いしんぼう)な私が日々の何気ない生活の出来事や育児ネタなどを気楽に綴るホームページです。
太陽暦といわず、太陰暦(旧暦)といわず、年の始まりのソーグヮチ(正月)は井戸や泉から新鮮なお水(これを若水(ワカミジ)と言うらしいです。)を汲んでお仏壇や、台所に祭っている火の神(ヒヌカン)にお供えする慣わしがあったそうです。
その他にも、赤や黄色や白の色紙の上に小銭、みかん、昆布、炭を置いて飾る慣わしがあるそうなのですが、あまり見かけたことがありません。
首里城の復元によって当時のしきたりも復活させていっているようなのですが、首里城の場合は、沖縄本島の北端の辺戸(へど)というところの泉から若水を汲んで首里城に持っていきお供えするというしきたりだそうですよ~
現代なら車で1日もかければ首里と辺戸(へど)の行き来はできると思いますが、馬や船が移動手段だった琉球王国の時代にこの若水を届けるお仕事は大変だったことでしょうね。。。
さてさて、この若水をお供えするということには若返りの信仰が備わっているそうですよ。年の始まりに若返りを願うというのも粋な感じがしますね。
ひょっとすると若返りを願うということは、新しく迎えた1年の家庭の家内安全や健康を願うということを含んでいるのかもしれませんね~
それを踏まえると正月によく歌われる琉歌もなるほど~です。
さてさて、話題は沖縄から本州へ移りますが、お正月は日本本土に古くからある行事で仏教からのものではないそうですよ。新しい年の五穀豊穣を司る神様をお迎えする神祭りという意味なんだそうです。1年の始まりである正月は春の始まり(立春)と考えられて、春になり新しい芽が出て喜ばしい。つまり、めでたいという言葉は「芽が出る」というニュアンスを含み、正月に来られた神様へのお祝いのことばが「明けましておめでとうございます。」なんだそうです。そのことばをお互いにも交わすことで、お正月を喜び合うということなんでしょうね。
人は亡くなるとこの世とは別の世界へ旅立ち、そしてある一定の期間を過ぎると個人ではなく祖霊という大きなご先祖様になって、お正月には歳神様(としがみさま)となり、秋には山に帰って山神様となってと、いろいろな神様になって子孫を見守ってくださっているという考え方があるのだそうです。なので、お正月は家中を清め、門松やしめ縄でご先祖様をお出迎えして新しくなった年の豊かな実りや家族の健康を願うということなんでしょう。
沖縄も古くから祖先を敬う風土がありますから、そういう文化がすんなりと生活に溶け込みながらも独自のお祭りの方法を築きあげてきたのかもしれないですね。
気まぐれに綴った出来事の中から最近のものをリストアップ♪
あまり更新できていないことがバレバレですね。(苦笑)
(-。-;)